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オリーブオイルと健康の関係

オリーブオイル・・それはオリーブの実を搾った天然のジュースです。いわゆる、エキストラバージンオイルのことです。天然のジュースですから、その中には、ポリフェノールなど、健康にいい成分も沢山含まれています。そして、なにより、オリーブ独特の味と香りが楽しめます。一方ピュアオイルと書いてあるものがありますが、実は、これは、精製しているものです。もしも本当においしい、体にいいオリーブオイルを探していらっしゃるのであれば、是非エキストラバージンオイルを使ってみてください。イタリアのオリーブオイル搾油所にいくと、オリーブオイルをスプーンで飲ませてくれます。本物のオリーブオイルは、飲めるほどおいしいものです。パンにつけたら、いくらでも食べられます。

そんなオリーブオイルですが・・・原産地は地中海沿岸。歴史もとっても古く、ブドウとならび、オリーブは人類にとって最初に栽培された植物の1つと言われています。8000年前にすでに、オリーブオイルは、トルコ・アンタキヤ付近で作られていました。その後ギリシャやイタリア、アフリカ・・そして、世界に伝わりました。大昔からオリーブオイルは、人々にとって特別なオイルだったのです。オリーブオイルというとイタリアのトスカーナ地方が有名ですが、実は最大の生産国はスペインです。続いてイタリア、ギリシャとなります。この他にも、トルコ、チュニジア、フランス、アメリカ、そして日本でも、オリーブオイルは作られています。先日訪れたハワイのホノルルでも、1年ほど前、オリーブオイルの初の専門店ができ、オリーブオイルの瓶が、まるで、ワインのように並べてありました。これから、オリーブオイルは、どんどん世界にひろがっていきそうです。

オリーブの木は素敵な形で、私のまわりでも、バルコニーや庭でオリーブ栽培を楽しんでいる友人が沢山います。オリーブの花は5~6月に白い花を咲かせ、11月に実がなります。収穫は11月から1月くらいにかけておこなわれます。収穫したオリーブはすぐに搾油してオリーブオイルにされます。収穫から搾油まで、いかに早くオイルにされ、ボトリングがとても大切で、これにより、オリーブオイルの質がきまります。収穫から搾油の時間の理想は24時間以内です。またコールドプレスと呼ばれる手法で温度を27度以下に抑え、手摘みをすることにより、質のよいオリーブオイルができます。

オリーブオイルの風味は、トマト、ナッツ、バナナ、刈り取ったばかりの草、新鮮なフルーツ、ドライフルーツとさまざまです。その味の違いは、まるでワインのよう。その違いは、何千とある品種の違いや、収穫するオリーブの時期にもよります。そんな味や香りが楽しめるのは、オリーブの実を搾っただけのエキストラバージンオリーブオイルだからこそといえます。

オリーブオイルの魅力は、味や香りがおいしいだけではありません。とっても健康にいいのです。オレイン酸が含まれ、抗酸化作用があります。心筋梗塞、脳梗塞、狭心症の予防になり、善玉コレステロールを増やしてくれます。便秘解消効果もあります。オリーブオイルは、消化を促進し、てんぷらにしても胃もたれせず、とても、おいしくいただけます。オリーブオイルは脂肪酸の構造が母乳と似ているため、なんとイタリアでは赤ちゃんにもオリーブオイルを与えます。

おいしいオリーブオイルは、炒めたりするだけでなく、サラダのドレッシングをつくったり、お肉、魚、パスタの上にかけたり。極上のおいしいオリーブオイルは、是非、おいしいシンプルなパンにつけたりして、その香り、味を楽しんでください。洋食だけでなく、和食にも、そしてデザートにも使えます。まずは、ご家庭のオイルをサラダオイルからオリーブオイルにかえてみてはいかがでしょうか。

フードクリエイター 藤野幸子
オリーブオイルソムリエ、ジュニア野菜ソムリエ、料理家。ヨーロッパのレストランで料理を学び、帰国後、料理教室を開催。イタリア料理を中心に旬の素材をいかした料理を紹介。現在テレビ、マスコミなどで、活躍中。オリーブオイルの魅力とおいしさの普及に努める。
http://www.ab.auone-net.jp/~sachi/
www.facebook.com/cucinaitalianasacchi

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