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『がん検診』のすすめ: 早期発見で健康を取り戻す

がんの解決に最も効くのは、早期発見、早期治療です。健康管理の一環として、定期的な検診の習慣化を目指しませんか。

日本は世界でトップクラスのがん大国
働き盛りの女性のがん患者が増えています
日本人の死因の第一位をご存じでしょうか。答えは、がんです。決してよろこばしいことではありませんが、日本は世界一のがん大国といっても大げさではないほど、がんの死亡割合が高い国です。
統計によると、日本人のがんによる死亡者は年間約35万人(※1)、がんになる人は年間約69,4万人(※2)、そして継続的な医療を受けている人は、年間約152万人(※3)にものぼります。
なかでも現役世代のがん患者を見ると、女性が目立ちます。20代では男性の約1,6倍・30代では約3倍(※4)と、働き盛りの女性のがん罹患(りかん)率は、男性を大きく上回っています。

症状が出てからでは遅いのです
がん検診の対象は健康な人です
そうした現状であるにも関わらず、日本人はがん検診への意識が薄いといえます。欧米の検診受診率が70~80%に対し、日本は20~30%(※5)。とても残念なことです。
がんは自覚症状が出るころには、かなり進行してしまっているケースがほとんどですので、症状のない段階で見つけることが肝要です。早期発見、早期の適切な治療が、がんの完治や進行がんを防ぐことにつながるのです。
生涯でがんに罹患するリスクは、男性54%・女性41%(※6)。2人に1人ががんになる計算です。自分は元気で健康だからといって、おごりは禁物。がん検診の対象は、むしろ健康な人です。自分のためだけではなく、家族やたいせつな人のためにも、定期的な検診をおすすめします。

がん検診は全国の市区町村で実施
5つのがん検診を推進しています
厚生労働省が推進しているがん検診の対象者と受診間隔は、以下の通りです。

がん検診は、全国の市区町村の住民検診で実施しています。健康管理の一環として、生活の中にがん検診を取り入れていきましょう。

(※1)平成22年 人口動態統計より
(※2)平成18年 地域がん登録全国推計値より
(※3)厚生労働省 平成20年 患者調査より
(※4)国立がん研究センターがん対策情報センターより
(※5)OECD Health Data 2010 –Version:Juneより
(※6)平成17年 国立がん研究センターがん対策情報センターより

がん検診について

1.概要


がん検診については、健康増進法(平成14年法律第103号)第19条の2に基づく健康増進事業として市町村が実施。
厚生労働省においては、「がん予防重点健康教育及がん検診実施のための指針」(平成20年4月1日付健発第0331058号厚生労働省健康局長通知)を定め、市町村による科学的根拠に基づくがん検診を推進。


2.内容

種類 検査項目 対象者 受診間隔
胃がん検診 問診及び胃部エックス線検査 40歳以上 年1回
子宮頚がん検診 問診、視診、子宮頚部の細胞診及び内診 20歳以上 2年に1回
肺がん検診 問診、胸部エックス線検査及び喀痰細胞診 40歳以上 年1回
乳がん検診 問診、視診、触診及び乳房エックス線検査(マンモグラフィ) 40歳以上 2年に1回
大腸がん検診 問診及び便潜血検査 40歳以上 年1回

※1 子宮頚がん検診: 有症状者は、まず医療機関の受診を勧奨。ただし、本人が同意する場合には、子宮頚部の細胞診に引き続き子宮体部の細胞診を実施。 平成15年度まで、対象者は30歳以上、間隔は年1回。
※2 乳がん検診: 平成15年度まで、対象者は50歳以上、間隔は年1回。

タグ:がん